遠方で矯正のご相談をされる方に多いのですが
よく同じような治療をしているところがありませんか?
ということを聞かれます。
当院の治療は私の経験の積み上げとそれを下支えしている
基本概念と古典的治療,最新治療の研究によって構築していますので
他院でで真似できるものではありません。
したがってご紹介できるところはありません。
以上お知りおきください。
遠方で矯正のご相談をされる方に多いのですが
よく同じような治療をしているところがありませんか?
ということを聞かれます。
当院の治療は私の経験の積み上げとそれを下支えしている
基本概念と古典的治療,最新治療の研究によって構築していますので
他院でで真似できるものではありません。
したがってご紹介できるところはありません。
以上お知りおきください。
機能矯正について相談したいがどうしたらよいかよくわからない
と迷っている方は
まずメールにてご質問の内容をお知らせください。
文面で判断できる限りのことをご回答させていただきます。
それでさらに興味を持たれたらリモート相談をお申し込みください。
リモート相談でさらに興味を持たれたが
診断に進むのには迷いがあるということであれば
有料相談におこしになる又は保険診療で
スケーリングしブラシ指導で一度リアルに御来院になり
当院に治療がお任せいただけると判断されましたら
矯正診断にお進みになる
と言いうステップを踏まれるのがいいのでは
と考えております。
まずは
メール問い合わせでお困りごとをお知らせください。
ただしリモート相談、電話での簡単なご質問は当然無料です。
まず入り口の対面相談(来院での)が有料ということなに戸惑われるかもしれません。
他院では相談は無料なのに何で有料なの?と思われる方もいることてしょうから
改めて相談が有料であるいきさつについてお話ししたいと思います。
まず冒頭申しましたが相談がすべて有料なわけではありません。
初見で診療時間をお取りしたご相談に関しては有料ですが
ZOOM等を利用したリモート相談は無料です。
ちなみにですが
何かの治療のついでに矯正についてご質問いただいた場合は
当然その場でお答えできることに関してお答えいたします。
むろん料金はかかりません。
お試しでスケーリング等においでになるのは
ありだと思います。
また料金や簡単なご質問、単純に私の声が聞きたいなどの方は
電話でご質問いただければその場でお答えいたします。
もちろん料金はかかりません。
と言っても内容が込み入る様であればリモートまたは来院に誘導する場合もありますが。
矯正治療や美容整形は相談無料というのが当たり前になっています。
理由は簡単です。
営業だからです。
広くいろいろな人を呼び込んで受注をとるというのが目的で
もちろん当院の相談もその色彩があります。
従って相談とは言うもののほぼ治療方法を説明するということに終始します。
また悪質な事例で時々耳にするのは
無料相談に行くと
「今日施術すれば〇割引になるから」と強引に勧誘されたり
これは実際に当院の患者さんでいらしたのでが
セラミック矯正と看板を上げている医院に相談に行ったところ
いきなり前歯を4本削られてしまった
という事例もあったそうです。
つまり正当な営業活動ではなく罠ということもある様なのです。
もちろんそんなことをすれば当然クレームの対象あるいは訴訟になるのは明白ですが
当院はあらかじめ有料であることを告知してあるわけですから有料である理由が疑問であれば
電話口でも御説明いたしますので
良いと思われれば御来院になっていただければよいと思います。
一番大きな理由は時々おいでになるのですが
矯正相談なのに椅子に座って黙って口をあいている人がいます。
昔は当院も相談無料でしたが
無料だと過半数の方が黙って口をあいていたのです。
たぶんどこの歯医者に行ってもこの歯を治してほしいと言うと
あとは口をあいているだけでやってくれるので
それの延長で来て口をあいていればあとは何とかしてと思われているものと思われます。
また逆にたまって居る鬱憤を
一気に吐き出しに来られる方もいました。
なんと一時間以上いろいろお話されてすっきりされて帰って行かれる。
正直黙って居られても
一方的に話巻まくられても
本来の相談にはならないわけです。
私の機能矯正治療は
まず困りごとやお悩みを詳細にお聞きしてそれに対する
治療方針について時間をかけて解説いたします。
ただおいでになって黙って口を開けていただいても
カタログ的なことはお話しできますが
これ以上はご質問、ご相談におうじて話させていただきますから
あらかじめご相談内容をお話しいただかないといただかないとお話のしようがありません。
これをやりだすと人によっては一時間以上もかかることがよくあるのです。
従ってこれは診療時間内で無料でやるには
物理的に無理があると思い時間が基本的にフリーに取れるリモートに誘導することにしたのです。
じつは実際やってみますとリモートのほうが
実のある相談ができるということは多々経験しています。
虫歯の治療ある意味穴があれば問答無用で詰めなければならない
受動的なものと言え黙って空いていればあとは何とかしてもらえますが
矯正治療はご自分から
お悩みを聞かせていただき治療に希望することをお伝えいただくという
かなり能動的な治療と言え虫歯治療とは
まったく様態が異なります。
リアルに来院であれば
何も言わないで口を開けていれば先生が次から次に
いろいろなことを話してくれるので何も考えていくても話は聞けます。
しかしながら当院ではその方のお持ちのお悩みや困りごとご希望を
詳細にお聞きするところから始まります。
従ってリアル来院は御来院の労をとっていただいている割に
実際には実が上がらないということがよくあるということに気づいたのです。
口をあいていれば何とかなる感じで来ていただくと
ご質問がおいくらですかしか出てこない場合もあります。
その場合5500円はぽったくられたという感じになるでしょう。
正直こちらは有料相談ということで意気込んで望んでいるわけですから
え?とは思ってしまいます。
何故なら料金表は詳細にホームページに掲載してあるからです。
実はなんでそれを時間とお金をかけて料金を聞きにおいでになるんだろう
と自分ながらいぶかしく思っていたのですが
最近やっと思い当たりました。
ほかの歯医者さんは相談というより説明トークに終始してるので
黙って聞いていればよいからなんだということでしょう。
リモートだととにかく話していただかないとどうにもなりません。
否応なく有効なご相談ができるわけですが
ある人にとってはめんどくさいものかとも思われます。
しかしながら機能矯正治療で
最も大切なのは診断ですが
診断以上に大事なのは実はまだ治療にかかっていない
ご相談の段階なのです。
少なくとも私の機能矯正治療に関しては。
なぜかと言うと診断ではどう治すのかという方法を決定するのですが
相談の段階で
何を治すのか?
と言う主命題を知ろうとしているのです。
いわばご相談でその方の治療の戦略を立案し
診断でどう治すのかという戦術を決定する。
一度会戦が始まれば勝利に向かって突き進む
ということになるのです。矯正治療という会戦で大敗した記憶はありませんが
極まれに患者さんとの価値観が違っていることに途中で気が着き
苦労したということはあります。
そのとき思い返してみると
ご相談の段階で良くお話を聞くということが足りなかったのではないか
と思い当たりました。
従ってご相談の時は時間をかけてじっくりお話を聞くというのは
治療の成功のための重要な第一歩なのです。
黙って口をあいて私が一方的に話をしても
営業にはなっても
本当の意味で相談にはならないと思うのです。
つまり相談をしているときにすでに治療は始まっているのです。
かさねて申し上げますが
料金など簡単なご質問は電話口でお答えいたします。
ご相談は基本リモートでお願いいたします。
リモートは扱えないまたはそんなものは信用できない
と思われるなら御来院でお話お伺いいたしますが
料金税込み5500円(30分程度)となります。
またご遠方で治療に来ることはできないが
相談だけしたい
また他院で治療中で転院の意思はないが
セカンドオピニオンが欲しい
等の方は
メールでご質問にお答えいたします。
やや面倒ですが
矯正治療というのは他の歯科治療に対して圧倒的にめんどくさい
言い換えれば難度が高い
またそれだけインパクトの強い治療です。
通常の歯科治療は虫歯というマイナスを
プラスマイナスゼロ
に戻すための治療です。
しかしながら機能矯正治療は
その方にとって大きなアドバンテージをもたらすことができます。
面倒なことに当たるとなぜか
よし解決してやろう!
と袖まくりをしてしまう性格が幸いしてか
私の機能矯正治療はいつも完了した患者さんに喜んでいただいており
お兄さんが治療してよかったので弟妹も
と言ってリピートしていただくこともおおくあります。
全力で力を注いでおりますので
ご相談といえども全集中力を発揮して臨みたいのです。
それ故に入口が少々面倒だということをご理解ください。
全力を傾注して機能矯正治療にに当たっていますので
矯正関連のお困りごとであれば
どうぞメールを送ってみてください。
結論を言えば
相談が有料な理由は
とにもかくにも有用で有効な治療がしたい
という一点に他なりません。
ご相談ご希望の方で通院が不可能な遠方の方
および他院で治療中でセカンドオピニオンご希望の方は
基本的にメールによるご相談とさせていただきます。
問い合わせフォームより詳しいご相談内容をご記入ください。
必要な場合は写真等の資料を送っていただく場合があります。
よろしくお願いいたします。
ただしご相談はお受けしますが
実際の治療はできませんので問題の解決はご本人の自己責任でお願いします。
また紹介できる他院はございません。
3年間猛威を振るった新型コロナも最近どうにか下火になり
当初は急速に死亡する最悪の病だったものが
悪性の風邪くらいまでになっています。
感染者が多いものの大半の人は風邪をこじらせたくらいの症状で
ほとんどすべての人が一週間程度で緩解しているようです。
とばっちりというかアセトアミノフェン系の鎮痛剤が入手困難となり
当院でも投薬をロキソニン系に切り替えました。
どちらでも効果に大差はなく
ただアセトアミノフェン系のほうがやや副作用が少なく
投薬できる年齢層が広いという点が違いますが
健康な成人であればロキソニンでまったく問題ありません。
なんでアセトアミノフェン商品名カロナールが無くなるかというと
買わなくでもいい人が怖がって買い占めるからです。
この現象はコロナの初期にマスクやアルコール消毒薬
それのみならず普通の人が使わないはずの
医療用ゴム手袋まで無くなったことを思い出します。
最近思うのは
マスクの件です。
まだコロナのパンデミックがピークをつけているはずの2021年夏
東京オリンピックからパリへのバトンタッチが行われたとき
パリのリアルタイム映像で大量のパリ市民が
マスクなしで大量に集まっているのを見て動揺した
あるいは批判した日本人は多かったと思います。
また最近ではさすがに日本でもマスク着用の基準が緩和されていますが
緩和地区でもほとんどの人がマスクをしています。
海外の映像を見るとマスクをしている人が誰もいないのと対照的です。
ちなみにいうなら
8月ごろまでは
神経質にマスク着用などの感染対策を世界一厳しくしたのに
感染者数世界一を更新し続けた恥ずかしい記録を着けてしまいました。
本当にマスクが有効だったのでしょうか?
確かにまったくつけていないよりは飛沫感染のリスクを下げる効果はあるのですが
感染力の強いオミクロン㈱では今までのタイプのような効果は見込めなかったようです。
それ故神経質なまでにマスクを着用しているにもかかわらず
次々と感染者が出るという状況に見舞われました。
10月現在はかなり感染者数が下がりましたが
こりは何が原因なのか実はは定かにわかってはいません。
事実10月の下旬から徐々に感染者が増え始めており
専門家の予測では12月には第八波が来ると言われています。
またもや外出制限するのか?
それはともかく増えている原因の一つに増えてきている外国からの観光客だと言われています。
つい先日ある百貨店のまえに外人観光客のグループが7~8人いたのですが
見事にノーマスクでしたね。
白人は特にマスクを毛嫌いすることで知られています。
先述のバリ五輪への引継ぎセレモニーのパリでもそうでした。
なぜか?
一つには感情を伝達する表情に対する文化的な違いだと言われています。
日本人は笑うということに潜在的な罪悪感があるようです。
笑う時には歯を隠せとか大声で笑うのははしたないとか。
また男性は男性で怒り顔をしている時こそ男らしいという価値観がありますよね。
笑うというのは口元で笑うわけですから、
もともと日本人のDNAには口元を見せるは恥ずかしいと書き込まれているのではないでしょうか。
反対に白人は口元が見えないで相手の表情が読み取れないということに
潜在的な嫌悪感があると言われています。
おそらく他民族同士で戦い続けてきた白人の間では
相手が敵なのか味方なのかを見分ける大木にポイントが口元なのでしょう。
マスクで口元が見えない見せられないというのは彼らには耐えがたいことのようです。
ところで最近思うのですが
街を歩く女子がマスクメイクに慣れ
似たよなマスクメイクの女子が町にあふれ
誰が誰か見分けがつかないように感じでいます。
そして総じてかわいいように見える。
ところがマスクを外してみると
あれ?この人だれと思うことも多いと感
そうじてかそうじてじる。
日々診療していて気が着くのは
不正咬合の機能矯正的な原因で
圧倒的に多いのが上顎骨の発育不足なのです。
上顎骨発育不全だとわかりやすくいうとしゃくれ顔になります。
しゃくれ顔の人は顔の上半分だけ見てるととてもきれいなんですが
全体を見ると印象の変わる人が多いように思います。
つまり、総じてかわいい子が増えた
と思えるのはマスクをかけて顔の上半分だけだとかわいい人が多い
ということなのかもしれません。
日本人はコロナの前から夏場でもマスクをしている人の多い
謎めいた国、というのが海外での日本評としてよく知られています。
また先日あるイベントに出演したとき
本番はマスク不着装という指示が出たとき
嫌がる女子がほとんどでした。
このままコロナが収束してくれれば
まあ、これから人類はコロナと同居しながら暮らすことになると思うので
完全収束はないと思っていますが
マスクの義務化は無くなるかもしれませんが
それでも日本ではマスクをし続ける人が多いのかもしれませんね。
機能矯正的視点で世の中を見ていると意外なことが見えたりするものです。
当院では時間効率化のため相談はリモートを基本としていただいておりますが
ZOOMだけでは不安という方は重ねて有料相談にお越しになられも結構です。
有料と申しましても治療に進まれる場合の総支払額に増加はありません。
また以前診断料38500円お支払いになって治療に進まれないという方が極まれにいらっしゃいましたが
正直時間とお金が無駄だと思います。
お迷いであるなら5500円の有料相談のほうがロスが少ないとも言えます。
またリモートで聞きそこなったことがあるのでもう一度という方は重ねて相談されてもかまいません。
通院可能圏以遠の方の健康相談も一回に限り無料でお聞きします。
いろいろ事象が生じたため現状とさせていただいております。
よろしくお願いいたします。
現在ポリリンホワイトニングの必要な
35%過酸化水素水の入手が困難になっております。
その為至急のご予約を承ることができません。
ご用意出来次第ホームページ上でお知らせいたしますので
しばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。
改めて頬こけと機能矯正について考察する。
2022.07.加筆
当院への御来院の動機のおおきな命題である「頬こけ」に関して古い記事ですが最近の知見を加えて加筆させていただきたいと思っております。
今回は実際に頬こけを機能矯正で治した症例についてお話ししようと思います。
このブログをやりだして気が着いたのですが
「頬こけ」と言うワードは皆さんにとても響くワードのようです。今でもその傾向は変わりません。
そもそも頬こけというのは本来ならば矯正歯科治療の本編ではありません。
ケースを重ねてきて思うのは
単に医学的に治すということだけではなく
ほんとに治ったと思っていたたくためには
患者さんのお悩みに寄り添っていくことが何より大事なんだ
と
いまさら気づかされているところです。
私はいつもかみ合わせを治すことによって諸種の健康を回復することに夢中になっているので顔貌の改善は結果として付いてきているので意図的に顔を治しているわけではありません。
しかしながら
きれいに治って歯並びが並んだということよりも
毎日鏡を見たときに思わず笑ってみたくなるような表情であることが
じつは何より大事なんだと思うのです。
機能矯正を誠実に実行していると頬こけが治っている症例を良く見かけるようになっています。
「頬こけ」に関して皆さんの関心の深さには最近夙に驚かされているところであり
機能矯正治療では必然的に起こる治療結果ですが
こんなにお悩みの方が多いのであればさらに治す技術を高めていくことが必要なんだろうと
認識を新たにしているところです。
最近来られた患者さんでも抜歯矯正の頬こけを含む後遺症に悩まれ
初診時には涙ぐまれていた方が
当院の機能矯正治療で回復されて会心の笑顔を見せていただいたとき
術者としてもとても感慨深いものがありましたし
こんなに苦しまれていたんだと自分の仕事の意義について改めて考えさせられました。
「頬こけ」の改善も機能矯正の一つの使命として取り組んでいこうと思っております。
そこで今回は症例を振り返りながら
頬こけの原因となんで私の治療で頬こけが治ったのを検討してみたいと思います。
この方はっきり頬がこけているわけではありません。
何故かと言うと
まだ矯正治療が途中だからです。
しかし治療途中でどうしても具合が悪いと訴えられても
主治医からは
最後まで治せばすっきりしてよくなる
と繰り返し言われてきいてもらえなかったそうです、
はっきりいいますか゜
2022.07現在この意見に変更はありません。
とくにほほか゜こけるということは口腔ないの体積が減じているわけで
当然舌の大きさと口腔内のおおきさにアンバランス化生じます。
外見より深刻なのはこの舌が居所を失うし言う現象で
これは深刻な不定愁訴のげんいんとなります。
しばしば初診の問診時に泣きだされる方が結構いらっしゃるのは
この不定愁訴がとてもつらいからなんだと思います。
さてお口に戻りますと
3番が4番の位置までキックバックされているのが分かると思います。
この時点であまりに具合が悪いので思い余って当院を訪ねてこられたのですが
もし前歯がリトラクトされていたら
さらにひどい頬こけを起こしていたでしょう。
先ほどの方のように再起不能級の障害が起きたかもしれません。
また、ここで矯正医に具合か悪いことを伝えると
たいていの場合
「治療が最後まですめば(スペースを完全に閉じてしまえば)すっきりと良い顔立ちになって不快症状も改善する」と言われます。
どう考えても嘘ですよね。実際そういわれて最後まで頑張った方が結局もっと悪くなって私のもとに来られるケースは後を絶ちません。
もちろんすべての方がうまくいかないということではありません。
しかしうまくいく人は治療がうまくいく人は
治療が進めば進むほど良くなっていくはずなのです。
。
写真下手ですね(;^ω^)
このような歯列の状態でさらに前歯を後方に閉じようとしていたわけですから
身体に良い訳がありません。
この方は幸い完治できました。
頬こけと言うより
肌の色つやが別人のようです。
何とかきれいにまとまりましたが
正直抜かない状態から治したかったと言うのが本音です。
抜かない状態から治せば
最後に少し残ってしまった頬こけも起こすことはなかったと思います。
この方は矯正治療終了後ご結婚されお子様もお生まれになり充実して生活しておられます。
この方は機能矯正を始めて間もない患者さんでしたが、この患者さんを完治に導けたことが
現在わたしの臨床の主力になるきっかけとなった思い出深い症例です。
そしてその後たくさんの類型がの症例がでているので
この結果は機能矯正では普遍的なものなんだと考えています。
さてここまでは4抜歯による頬こけでしたが今度は
真正に頬こけ
を治した例について述べたいと思います。
まだ若い方ですので目立たないと言えば目立たないですが
こうしてみると頬こけを起こしています。
下口唇の下側に鋭角なくぼみができでいます。
これは上顎前突の方の典型的なものです。
この方の頬こけの原因は
実は狭窄歯列による上顎前突なのです。当然狭窄歯列では頬がこけます。
歯を治せば頬こけも治るわけです。
余談ですが
では単に拡大だけすればよいかていうと
じつはそうでもないのです。
最近あまり聞かないような気がしますが
一時拡大床矯正というのが流行りまして
これはほとんど単純に拡大床装置で横方向に拡大する
というもので
たまにそれだけでもまあまあ改善するケースもありますし
歯列の拡大というのは機能矯正の主要な構成要素ではあるのですが
たんに拡大しているわけではない
というのが機能矯正の妙味で
拡大とあわせてじつはいろいろなことをやってるわけです。
きれいに治すにはまず正しい方向性を見極める
つまりは多々しい診断が何より大事ということになります。
おっと
横道にそれました
狭窄歯列は改善しました。
お口の中が広くなって快適に暮らせるようになります。
横顔を見ると先ほどの下口唇の下側の窪みは消えています。
頬はふっくらとして頬こけは改善しています。
このような治療は機能矯正の最も得意とするところです。
手探りでやっていたなー
という記憶がよみがえってきましたが
技術的なアドバイスを受けながらも大半は最初の診断から導き出された方向性と
自分の歯科医としての経験値
補綴的な知識
そしてなによりこの人がこうなればよくなるはずだという直感と熱意が
ファーストケースを成功に導いたと思っています。
いまでは技術的にも洗練され
経験値も上がりましたので
今のほうがもっと手際よく治療できるものと考えておりますが
それでも今でも変わらないのは
この方が良くなって
幸せそうに笑っておられる
明日のその方に会いたいという
機能矯正医としての思いです。
いいんですよね治った方の笑顔というのは。
このような笑顔が見たくて
機能矯正に精進していると言っても間違いないと言えます。
検索を逆引きすることにより
「頬こけ」に悩んでいる方が意外とが多いと言う事を知りました。
私にお任せいただければ
たいていの頬こけはこのように治すことができます。
会心の笑顔で笑ってみたい方は一度お尋ねください
今見ても胸のすくような症例です。
このような形態のかたは今やっても同様の効果がえられています。
実際にお見せできればいいのですが最近はなかなか写真の使用の許可がいただけないというのが現実であり
御来院いた炊ければ保存してある症例をお見せてせきますので
お悩みの方はご相談ください。
SNS等でよく
「矯正治療で頬がこけた」
「顔だちが貧相になってしまった」
とか逆に
「歯並びがきれいになってきれいになった」
などという書き込みを良く見かけます。
これは4抜歯矯正を受けた人のスレッドです。
では4抜歯矯正をすると一般的にどんな顔になるか。
一番典型的でわかりやすいのは、フィギアスケートの宮原智子選手のお顔ではないでしょうか。
何枚か拝借してきましたがいかがですか?
これでどう思われるかは皆さんひとりひとりの価値観ですから良いとか悪いとかは言いません。
確かに歯はきれいに並んでいます。
でもねぇ・・
宮原智子選手が抜歯矯正をしなかったらどんな顔だったかは、今となってはわかりかねますのでそれが良かったかどうか自体が判断しかねます。
これは矯正途上の写真でおそらくこれから抜歯したスペースを閉じていくところだと思われますが、自分の個人的感想を言えばこの時の笑顔のほうが好感がもてます。
これを崩さずに矯正できなかったのかなぉと言う感想を抱きます。
この方はイギリスの著名な歯科医John Mew先生です。
お顔を見ればなんとなくわかりますがMew先生は子供時代に抜歯矯正をされ
その後さまざまな不快症状に悩まれ
その結果抜歯をして縮小方向に歯を動かす治療は間違いである
と結論を出し
オーソトロピクス理論を打ち出し実践されている先生で
機能矯正の理論的創始者ともいえる先生です。
これは6歳から8歳の間に額の成長を促進し
不正咬合を事前に防いでしまう矯正法です。
方法論は少し異なりますが当院の機能矯正とほぼ同じ理論です。
先生の説によれば
子供のころに不正咬合になることを予測しながら
何もしないで不正咬合を完成させてしまうのは間違い
ととなえられております。(この主張でヨーロッパ矯正学会はMew先生を処分したそうです。)
これこそは機能矯正の基本的なコンセプトであり
当院の矯正治療の根幹をなしているものです。
確かに6歳から機能矯正を始めるとお時間はかかりますが
大変良い結果を出すことが観察されております。
先生のお写真では中顔面の萎縮が明らかです。
また中顔面の萎縮が顕著で呼吸に障害が出ていることが予測されます。
おそらくは小児期に口呼吸傾向があったものを不正咬合が完成するまで放置し
それが抜歯をして歯を並べるというオーソドックスな矯正治療をしたのでしょう。
私は直接Mew先生の門下ではありませんが
ちなみに当院はドイツのビムラー先生の流れを汲んでいます。
多くの点で一致があります。
おそらくはMew先生もビムラー先生も影響しあっていたのでしょう。
世界中に多くのお弟子さんがおられ
日本でも生徒さんが活動されていますが
適応年齢が7~8歳が上限と限られているので
当院では直接適応はしていません。ですが目指しているところは同一であり
その理論は簡単な思い付きでできたものではなく
矯正界では古典とも言えるものを支柱としているとはお知りおきください。
主流の矯正界からは天敵とも目されヨーロッパ矯正学会とは対立関係にあるようですが。
さて矯正後の顔の変化と言う事で私がとても強い印象を受けた方がいます。
昔バラドルとして一世を風靡した篠原ともえさんです。
その頃は個性的なファッションと八重歯、うるさいほどに元気なキャラクターが売り物で大人気でしたが気が着くと全く姿を見なくなって
(台湾事件がきっかけと言われています。)
ある日矯正治療をして別人のようになって出てきましたが、ただデザイナーとしての才能は本物のようで衣装デザインなどを手掛けられ、そのつながりか単発のゲストとしてちょいちょい見かけるようになっています。
これが昔シノラーとして大人気だったころの写真です。
確かに歯並びは悪いですがそれが何?と思わせるほどの明るさのオーラが湧き出ていると感じます。
そしてこちらが最近の写真です。
きれいになったという評判もあり見方によってはそうも見えますが、昔持っていたオーラはすっかり消えています。
またこれ40代後半だったら確かに歳相応と言えると思いますが30代半ばとしてはどうでしょう?
この写真はライトのエフェクトが出て特徴をよく表していると思われる写真ですがしわが深いんですよね。
また写真はほとんど公開されていませんが横顔を見ると中顔面の委縮が痛々しいほどと観察てきて、これでは先ほどとは別に「歯並びがいいから何?」と言いたくなるほどと思います。
Mew先生が悩まれたように顔を委縮させてしまうと様々な
健康への悪影響が出ます。
あまり公表されていませんが篠原さんも何かの症状を発症しているのでは?
と考えられます。
ところで次の写真をご覧ください。
向かって右側の糸切り歯が変じゃありませんか?
なんと「つけ八重歯」です!
せっかく八重歯を取りたくて矯正をしたのにまた八重歯を着けるとはどういうことでしょうか?
日本人の丸っこい顔には八重歯がとても似合い、可愛いという代名詞が八重歯と重なっているほどです。
西洋人は八重歯を忌み嫌うのですが、西洋人の歯列と言うのはいわば横幅が狭く縦に長いものが多く八重歯になってしまうと悪魔顔になってとても怖い顔になってしまうのです。
ですから西洋で生まれた4抜歯矯正は抜いた4番の位置に糸切り歯を引き込むと言うことが技の基幹になっています。
ところが日本人の歯列はどちらかというとおわん型で、八重歯になる人は糸切り歯の位置は正しいのにその他の要素で歯列不正を起こしていることが多いのです。
このかわいいと思われる位置にあった糸切り歯を4の位置まで下げてしまうと顔の印象が極端に変わってしまいます。
一般的には最初に出した宮原智子さんのような顔になります。
4抜歯矯正をしたい方は矯正で別人になりたいという希望の方がいると耳にしたことがあり、確かに過去を捨てて別人として生きたいなら4抜歯はありかなとも思います。
当院の矯正治療は何といっても予防抑制矯正つまり機能矯正です。
オーソトロピクスに近いですが
オーソトロピクスオリジナルとは少々異なります。
不正咬合を早期に探知して成長期をとらえて正しい顎顔面の成長を促し
永久歯列咬合がが健全に完成することを目標にする。
その気を逃しても機能矯正コンセプトを生かして理想に近づけた歯列咬合を完成させる
そのために第一段階では
硬組織に変化をもたらすような機能矯正装置を使用していただくことがほとんどです。
成人機能矯正を行います。
この方法ではその人の顔立ちは「より自然になる」ので別人にはなりません。
いわゆる非抜歯矯正は6番を後方に押し下げることが多いのでまた別の変化が起こりますが機能矯正とは治り方が全く違います。
何を選択されるかは患者さんのご希望次第です。
この記事の目的は抜歯をしたときには何が起こるかということを皆さんにお知らせするのが目的ですので、それを選ばれるか選ばれないかは皆さんしだいということになります。
ちなみに機能矯正後はこのように変化します。
ご参考まで。
当院の機能矯正治療(矯正歯科)の詳細はコチラ
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女性にとって「頬こけ」は深刻な問題のようです。
検索キーワードで見ても
実際のご相談内容からも頬こけが多いと言う事実があります。
確かに頬がこけていると表情が暗くなりますし
どこか貧相な顔立ちになってしまいます。
ご相談の割合から言ってもかなり多く見られますので
機能矯正で頬こけは治るのか
それに伴って機能矯正とはどのような治療なのかを解説してみようと思います。
なぜ頬こけになるのか?
頬こけにもいくつか種類があります。
一番多いのは上顎の狭窄歯列です。
この場合前歯の前突感を伴う場合が多いです。
側貌計測では歯は正常被蓋であるのに上顎発育不全である場合が多く
隠れ反対咬合のような場合も見られます。
隠れ反対咬合は単純に歯列を側方拡大すると反対咬合が顕在化してしまう場合があり
治療には注意が必要です。
もちろん上顎全体が発育不全の場合にも頬こけを起こします。
この場合はひたすら全方向への上顎の発育促進をおこないます。
同じ頬こけでも治し方が異なります。
これを見抜けないで単純に歯列を広げると思いもよらない事が起きてしまいます。
これは実は見抜くのが非常に難しい。
上は頻繁にお見せするビムラー分析ですが
上顎がどのようになっているかはこの分析でなければ
分からないことがほとんどです。
とくに
一見出っ歯らように見えるのですが
分析してみると上の顎は小さくて
ところが下の顎はさらに小さいため
出っ歯に見えているということがあるのです。
この場合出っ歯を治そうとして上を縮めてしまうと
症状をさらに悪化させる場合が多いのです。
100%ではありませんが4抜歯矯正も頬こけを起こします。
頬がこけていい感じになる人もならない人もいます。
例えばトム・クルーズや蒼井 優さんは抜歯矯正をしています。
上のず
スケルタルダイアグラムと言いますが
抜歯をして治るのは
主にⅡAとBRの場合です。
特にアベレージラインより顎が小さい場合には
抜いてはだめです。
本来はうまくいく人と行かない人を見極めて抜くか否かを決めるべきですが
うまくいっていない方も多いようです。
このばあいは 歯列の縮小均衡を取っているのですから
当然軟組織側は余りが出るので頬がこけます。
頬こけが所謂しゃくれを伴って起きる場合もあります。
上顎の大きさが正常なのに下顎が大きすぎる場合です。
スケルタルダイアグラムⅢBの場合です。
これは治しにくく最悪手術になるケースもあります。
手術になるならなるで止むを得ないわけですが
最初から言われれば納得できても治療が行き詰って手術と言われれば患者さんとしては納得いかないでしょうしこちらも信用を失ってしまいます。
良くないなら良くないと最初の段階で見極めないと後々双方にとって芳しくないことになります。
ところで
最近容姿が良くないことを逆手にとって売り込んでいる女性の芸人さんがみられます。
この人たちの多くに共通していることはしゃくれ顔が多いということではないでしょうか。
しゃくれ顔=陥凹型顔貌では上顎が顕著に後退して見られ、反対に下顎が前突して見られます。人によってはこれを頬こけとしてとらえている方もいるかもしれません。
しゃくれが欠点だとは思いませんがあえてそこを強調することによって人気を得るというのはなかなかの策だと思います。
逆に前突型顔貌、横から見ると鼻の部分が高く見える顔貌の人は一般的に美人と呼ばれている人が多いように思われます。最近人気のある女優さんはほとんど、程度の差こそあれ前突型顔貌のように思います。
前突型の場合は頬はこけて見えませんからあるいは頬こけを治したいという方は前突型顔貌になりたいということなのかもしれません。
現代の日本では丸っこいものをかわいいと称する傾向にあります。
しゃくれ顔あるいは頬こけ顔は丸っこくは見えませんよね。
丸に目鼻を付けると側貌は前突型に見えると思われます。
現代のと言いましたがこれは時代の変遷による物で
江戸時代は逆にしゃくれ顔が美人だといわれていたというのは
有名な話です。
浮世絵の美人画と言われるものに描かれている人がみなしゃくれ顔なのは
たまたまではなくそれが美人のフォーマットだったからです。
余談ですが僕が高校から大学生くらいの時は
シャツの裾をズボンの外に出す、というの当たり前のことでした。
ところが最近ではズボンの中に入れるのか主流になっているのだそうです。
昔はシャツをズボンに入れていたら下手をしたら変態扱いされたものです。
美意識というの世に連れ時に連れ変遷するもので
もうしばらくするとしゃくれが美人という時代になるかもしれませんね(笑)
あとロングフェイスという顔が天地に長く伸びてしまっている人。
たまに見かけます。
これは不正咬合のほか「口呼吸」による影響と言われています。
口呼吸は口腔乾燥を伴い歯も虫歯になりやすくなりますし
上気道と呼ばれる呼吸の入り口も感染しやすくなります。
また
小顔全盛の今ロングフェイスはちょっといただけないかもしれません。
頬こけを気にしている方は少なからずロングフェイスの方が多いように思われます。
ロングフェイスは一度なってしまうと完全に治すのは難しいです。
ロングフェイスはもちろん頬こけを伴います。
これを防ぐためには成長期に入る前に上顎を充分規定量まで育てておくことと
口呼吸を阻止することです。
さて頬こけと言ってもいろいろな容態があるとお話してきました。
共通して言えることは上顎が小さい場合は頬がこけるということです。
実は上顎骨は4歳児で成長が70%終わっていると言われています。
矯正治療は糸切り歯が出てから診断する
というのは一般的に矯正医に行くと言われることですが
機能矯正的な見解からすると
間違いと言えます。
分かりやすく言うと
歯列矯正は歯が生えなければ治せないが
機能矯正はそもそも歯が正しい位置に生えてくるようにするもの
だからと言えます。
そもそも小学校低学年で歯がちゃんと生えてこない
というのは顎骨の発育に問題があるからです。
それをそのままにして成長させてしまえば治療しようにも
並ぶものも並ばなくなってしまいます。
下顎骨は12歳から14歳ころに起こる成長期に身長が伸びるにしたがって
大きくなります。
糸切り歯が出てから歯列矯正をするという考えは
確かにその通りです。
12歳ぐらいでちょうどいいかみ合わせにすると
育つのつれて問題が発生するのも事実です。
小学生のうちはバランスの取れた顔立ちだったのに中学生になってしゃくれ出したりするのはこのためです。
私は子供の矯正治療をするときに一応小学校卒業時にブラケットが外せるというのを目標にしていますがこの成長による偏位を頭に入れて、いわば偏差射撃をするような治療をしています。
この過程が成功すれば頬こけにはなりません。
ここは私の経験がなければできない当院のオリジナル治療ということができるでしょう。
また成人の場合もすべてではありませんが
ビムラー分析をすると
多くの方は上顎に拡大方向の治療をすると言う診断結果がでます。
だからといって
やみくもに拡大床をいれてはいけません。
最近少ないようですが
何でもかんでも横方向の拡大床
を入れると言うなんだかわからない矯正が
一世を風靡したことがあります。
これは弊害が大きくしかも治しにくいというとくちょうがありました。
しかももともと安いのが売りだったので
改めて再治療にお金がかかると言うと治療を断念される方も多かったです。
機能矯正でも拡大作用のある装置を使いますが
これはさきに申しましたように複雑な分析をして
その結果多方向に拡大をしています。
その結果頬こけも完治して
きれいな顔立ちになることが多いのです。
頬こけのみに着目して治療をしているわけではありませんが
上顎を拡大方向に治療すれば当然
頬こけは治ります。
さて今までのことをまとめますと
頬こけはいろいろな要因で発生するが根本的には
上顎骨が絶対的または相対的に小さいことによって発生する。
ということです。
ですから上顎にアプローチする場合はなるべく年齢が若いうちに着手したいです。
また頬こけが気になっているなら4抜歯矯正はより悪化させてしまうので
避けたほうがいいです。
縮小均衡でもよい場合もありますがもともとある種萎縮によって起こっている頬こけは
縮小すれば悪化します。
機能矯正は成長不全を取り戻すことが主作用ですから
頬こけを治したいならうってつけと言えるのだろうとも思います。
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