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適切なインプラント治療
当院で採用しているインプラントは日本製の京セラ「POI」インプラントです。
インプラント治療はリーマンショックの前に一世を風靡していました。
世に言うインプラントバブルの時代です。
当院でも毎週のようにインプラント手術をしていました。
ところが有名な名古屋でのインプラント再使用事件が発生してから業界的に下火になってしまいました。
※インプラント再使用事件:患者さんに一度打ち込んだが脱落したインプラント本体をママレモンで洗って別の患者さんに打ち込んでいたという事件。
確かにインプラント治療はまだ歴史が浅く、最近はかなり良くなっていますがまだインプラント周囲炎などのトラブルが派生した場合のリカバー方法が確立していないという問題点もあります。
またインプラント体を埋め込むには十分な骨量が必要ですが、どうしても歯周病などで歯を失った場合は歯槽骨が無くなっている場合が多く、骨移植などを行って何とか打ち込む手術もありますが予後は不安定です。
現在当院では両隣在歯が健常歯で全く虫歯が無く、当該箇所に十分な骨量が見込める場合のみインプラント治療を行っています。
その他の場合は明海大口腔外科をご紹介しています。
インプラント治療のメリット
メリット
- 他の歯を巻き込まずに補綴ができる。
- 垂直的顎間距離を確実に支持でき咬合高径を減ずる心配がない。 ※入れ歯などは咬みあわせの高さを減じてくる傾向があります。
デメリット
- 治療期間が長い ※インプラントは原則的に保険適用外治療となるため治療費が高くなります。
- 治療費が高い ※インプラントの治療は、挿入したインプラントが骨と結合するまで時間がかかるため他の治療と比べ治療期間が長くなります。
ただし、外科手術が必要で歯が入るまで長期間を要し、費用が高いなどの欠点があります。
また、治療の安定性も様々で、過去当院が手掛けたケースでは脱落したものはほとんどありませんが、確実に一生もつという保証はできかねます。
※義歯は修理が効きます。
インプラント治療の流れ
Step 1:検査
手術に必要な検査をします(CT等は外部に依頼して行っていただきます。)。
Step 2:埋入手術
1本当たり約1時間の埋入手術を行います。
Step 3:接合
おおむね2か月、長い場合で6か月インプラント体がオッセオインテグレードという骨に接合する期間を開けます。
Step 4:二次手術
埋入したインプラント体と歯を着けるアバットメントという部品を連結する二次手術をします。
Step 5:完了
たいていはネジ式の上部構造体を作る印象を取りセットして終了となります。
費用は1本上部構造込みで400,000円(税抜)となります。